この記事では、ティム・バートン映画の興行収入ランキングを紹介しています。“奇才”として、独特な世界観の映画を作り続けてきたティム・バートン。一番売り上げの良かった人気作品は何なのか調べてみました!
興行収入ランキング
ティム・バートンは、デビューしてから2019年までの間で31の映画を作っています。今回はこの31作品の興行収入を比較してみました。(※Wikipedia調べ)
気になるランキングはこちらです!
1位 | $1,024,299,291 | 2010年 アリス・イン・ワンダーランド |
2位 | $474,968,763 | 2005年 チャーリーとチョコレート工場 |
3位 | $362,211,740 | 2001年 PLANET OF THE APES/猿の惑星 |
4位 | $336,529,144 | 1995年 バットマン・フォーエヴァー |
5位 | $299,457,024 | 2016年 アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 |
6位 | $296,485,719 | 2016年 ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち |
7位 | $266,822,354 | 1989年 バットマン |
8位 | $266,822,354 | 1992年 バットマン・リターンズ |
9位 | $239,127,149 | 2012年 ダーク・シャドウ |
10位 | $206,071,502 | 1999年 スリーピー・ホロウ |
11位 | $160,000,000 | 2019年 ダンボ |
12位 | $152,523,164 | 2007年 スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 |
13位 | $122,919,055 | 2003年 ビッグ・フィッシュ |
14位 | $117,195,061 | 2005年 ティム・バートンのコープスブライド |
15位 | $116,471,580 | 2012年 リンカーン/秘密の書 |
16位 | $101,371,017 | 1996年 マーズ・アタック! |
17位 | $86,024,005 | 1990年 シザーハンズ |
18位 | $81,491,068 | 2012年 フランケンウィニー |
19位 | $75,082,668 | 1993年 ナイトメアー・ビフォア・クリスマス |
20位 | $73,707,461 | 1988年 ビートルジュース |
21位 | $48,428,063 | 2009年 9 〜9番目の奇妙な人形〜 |
22位 | $40,940,662 | 1985年 ピーウィーの大冒険 |
23位 | $29,253,166 | 2014年 ビッグ・アイズ |
24位 | $28,946,127 | 1996年 ジャイアント・ピーチ |
25位 | $24,276,500 | 1992年 ホッファ |
26位 | $18,471,850 | 1992年 シングルス |
27位 | $5,887,457 | 1994年 エド・ウッド |
不明 | 1982年 ヴィンセント | |
不明 | 1984年 フランケンウィニー | |
不明 | 1993年 キャビン・ボーイ/航海、先に立たず | |
不明 | 2000年 マリオ・バーヴァ 地獄の舞踏 |
1位『アリス・イン・ワンダーランド』
1位に輝いたのは、『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年)でした!
児童文学小説『不思議の国のアリス』を原作に、ティム・バートンが映画化した作品です。
ティム・バートン特有のダークファンタジーな作風が、原作の『不思議の国のアリス』の奇妙な世界観とマッチし、大人向けのファンタジー映画として多くの観客を魅了。
2位の『チャーリーとチョコレート工場』とは、5憶ドルもの差をつけ、ティム・バートン史上最高の大ヒット映画となりました。
また、ジョニー・デップが狂った帽子屋マッドハッターを見事に演じたことでも話題を集めた本作。
映画を見た人からは、「ジョニー・デップの特殊メイクが良い。」という意見や、「衣装が個性的でワクワクした。」という意見が聞かれ、ストーリーはもちろんのこと、独特なキャラクター設定やメイク、衣装などが高く評価されたようです。
あらすじ
白ウサギと遭遇したことで不思議の国へと迷い込んだアリス。そこには、美しくもグロテスクな世界「ワンダーランド」が広がっていました。
かつてのワンダーランドは、白の女王がおさめるとても美しく平和な国でした。しかし、今では赤の女王によって荒れ果てた地に姿を変えられています。
アリスは、白の女王や帽子屋のマッド・ハッター、またワンダーランドの住人たちと協力して、かつてのワンダーランドを取り戻そうと反乱を起こすのでした。
最下位『エド・ウッド』
残念なことに、興行収入が一番低かったのは、『エド・ウッド』(1994年)でした。
『エド・ウッド』は、ティム・バートン12作目の白黒映画で、日本では1995年9月に公開されています。
この作品は、“史上最低の映画監督”の称号で呼ばれたエド・ウッドを題材にした伝記的作品です。
ティム・バートンは彼のファンであったようですが、観客の反応はイマイチだったようですね。
主人公のエド・ウッドは、ジョニー・デップが演じています。面白いことに、1位の『アリス・イン・ワンダーランド』と最下位の『エド・ウッド』、どちらもジョニー・デップの出演作品となりました。
映画を見た人からは、「白黒にする意味が分からなかった。」という意見や、「ヲタクチックな作品で馴染めなかった。」というマイナスな意見が見られました。
しかし、高く評価している観客も多く、「さすがティム・バートン!他の監督が撮っていたら真面目に重苦しく哀愁漂う真剣な自伝映画になっていたようにも思える。」という意見や、「人生の主人公は自分ということを思いださせてくれる作品だった。」という良い意見も見られました。
あらすじ
舞台は1950年代のハリウッド。映画監督を目指す青年のエドワード・D・ウッド・Jrことエド・ウッドは、映画スタジオで使いっ走りの仕事をしながら、いつの日か有名な映画監督になることを夢見ています。
しかし、精力的に映画を撮り続けるも、ヒット作がなかなか出ないエド。そんな中、かつての名優ベラ・ルゴシと出会い意気投合し、彼の出演が決まります。
満足のいく作品ができたと思ったエドでしたが、出来が悪すぎると映画会社は激怒する始末…。しかし、エドは何度も映画作りに挑戦していくのでした。
まとめ
この記事では、ティム・バートンの興行収入ランキングを紹介しました!
1位はティム・バートンの代表作ともいえる『アリス・イン・ワンダーランド』と納得の結果となりました。
また、最下位は残念なことに『エド・ウッド』でした。エド・ウッドという人物を知っていて映画を見た方と知らずに見た方とでは感想が全く違うようで、エド・ウッドを知っている方からの評価は高い作品でした。
しかし、最下位となると、逆にどのような作品なのか気になってしまいますね!
興行収入は1番低かったものの、実際は良い意見も多く、人を選ぶ映画のようです。気になった方はぜひチェックしてみてください!