ティム・バートンといえば、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や『アリス・イン・ワンダーランド』を手掛ける監督です。彼の作品には度々ジョニー・デップが出演し、2人のコラボレーションによって、素晴らしい映画の世界観が表現されています。この記事では、そんなティム・バートン×ジョニー・デップの作品を紹介しています!
ジョニー・デップ出演映画一覧
まず始めに、ジョニー・デップが出演したティム・バートンの映画(デビューから2019年まで)を全て紹介したいと思います。
この中で特に有名な作品といえば、『チャーリーとチョコレート工場』や『アリス・イン・ワンダーランド』でしょうか?ティム・バートンの作品の中でも、ジョニー・デップが出演しているものは比較的知名度が高いようです。
実際に、全てのティム・バートン作品の中で興行収入を比較してみると、1位『アリス・イン・ワンダーランド』($1,024,299,291)、2位『チャーリーとチョコレート工場』($474,968,763)と、どちらもジョニー・デップが出演している作品でした。
作品によって全く違う表情を見せるジョニー・デップの演技力が、ティム・バートン独自の世界観をより引き立たせていますよね。
それでは、そんな2人のコラボレーション作品の中で、筆者のおすすめBEST3を紹介していきたいと思います!
第3位!『チャーリーとチョコレート工場』
第3位は『チャーリーとチョコレート工場』!
愉快でカラフルな世界を描きながらも、ブラックユーモア満載の非常にティム・バートンらしい作品です。子供でも大人でも、誰が見ても楽しめる作品だと思います。
あらすじ
家が傾くほどの貧しい家で、家族と共に幸せに暮らしている少年のチャーリー。チャーリーの家の近くには世界で1番大きなチョコレート工場がありました。
工場の持ち主であるウィリー・ウォンカは、ある日、お店に並ぶチョコレートの中に5枚だけ金色のチケットを同封し、それを引き当てた子供に工場を見学する権利を与えるという発表をします。そしてさらに、そのうちの一人には想像を絶する素晴らしい副賞がつくというのでした。
みどころ
この映画は、子供向けの楽しい映画のように見えますが、実際に見てみると不気味なシーンや風刺のきいた場面がたくさん登場する“ザ・ティム・バートン”な作品です。
その奇妙な世界観に主人公・ウィリー・ウォンカとして登場するのがジョニーデップなのですが、奇抜な髪型や服装から一見ジョニー・デップだとは分かりません。そのくらい見事に変人ウィリー・ウォンカを演じています。
また、『チャーリーとチョコレート工場』には多くの映画のオマージュが含まれており、映画好きにはたまらない作品だと思います。映画を見ながら、他の映画のオマージュを探すのも楽しいのではないでしょうか。
第2位!『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
第2位は、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』です!
この映画は、不気味でグロテスクなシーンが多く含まれている作品ですが、ジョニー・デップの演技や歌声を楽しむことのできる映画として、2位に選びました。
あらすじ
無実の罪で投獄されていたジョニー・デップ演じる理髪師・ベンジャミン・バーカー。彼には、美しい妻・ルーシーと愛する娘・ジョアンナがいました。
しかし、判事・ターピンの企みによって、ルーシーはターピンの言いなりとなり、仕打ちに耐えられなかった彼女は、毒を飲み自ら命を絶ってしまいます。また、ジョアンナはターピンの家で養女として軟禁されてしまいます。
15年ぶりに解放されたベンジャミン・バーカーは、理髪店を再開させ、殺人理髪師・スウィーニー・トッドと名前を変え、ターピンへの復讐を誓うのでした。
みどころ
この作品の見どころは、ジョニー・デップが初めて出演したミュージカル映画ということです。そして、この作品でジョニー・デップは、ゴールデングローブ賞 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞しています。
この映画はティム・バートンの作品の中で、最も暗く重たい話です。しかし、ストーリーが非常に面白く、特にラストには驚きの結末が待っています!
ただし、残酷なシーンが多く、ティム・バートンの作品の中で唯一のR15+指定の作品となっていますので、見る際にはご注意ください!
第1位!『シザーハンズ』
第1位は、『シザーハンズ』!!
『シザーハンズ』は、ジョニー・デップが初めてティム・バートンの作品に出演した記念すべき第1作目です。実はこの時のジョニー・デップは、俳優としてはまだ無名でした。
そんな彼の才能に目を付けたティム・バートンは、ジョニー・デップを主人公のエドワード役に抜擢し、それ以降ジョニー・デップは有名になっていきます。
あらすじ
ジョニー・デップ演じるエドワードは、発明家の博士によって生み出された人造人間。しかし、完成直前に博士が急死してしまった為、彼は両手がハサミのままこの世に残されてしまいます。
そんな彼の元に、ある日化粧品のセールス・ウーマン、ペグが訪ねて来ました。心優しい彼女は、一人寂しく暮らすエドワードに同情し、自分の家に連れて帰ります。
そうしてペグの家で暮らし始めることになったエドワードは、ペグの娘であるキムに心を奪われるのでした。
みどころ
ジョニー・デップの切ない演技がみどころの『シザーハンズ 』。傷だらけで青白い顔の人造人間・エドワードを見事に演じています。
愛している人を抱きしめることもできないエドワードの悲しみや苦悩が、ジョニー・デップの表情によく現れており、とても感動する作品です。
周りに馴染もうといくら努力しても"異端児"として扱われてしまうエドワード。ティム・バートンの性格と重なる部分がたくさんあり、まるでティム・バートン自身を描いているようです。
実は、筆者はエドワードのモデルは、まさにティム・バートン本人であると考えています。この説については、こちらの記事にまとめています。気になる方は、ぜひチェックしてみてください!
まとめ
この記事では、ティム・バートン×ジョニー・デップのおすすめ作品を紹介しました。
2人の信頼関係によって、数多くの素晴らしい映画が生みだされていることが良く分かります。これからも、2人のコラボレーション映画に期待です!